富山・白川郷

※「オススメ」はピンク字になっています

今回は、国内旅行では初めて“ツアー”を利用した。エアー&ホテルなのだが、これが、足と宿別々に取るよりも、一万円は安かった。
ネットでも情報収集してリストを作ったが、結局駅にあるパンフレットがもっともリーズナブルだった。やはりたまには街で情報収集しないとねえ。
わたしと連れ、それぞれの友人の完全ガイド付きのこのたびの旅行、もつべきものは心優しい友人、ですね。KちゃんM君、どうもありがと〜!! それから、「よし!富山行こう!」とイマジネーションを掻き立てられた、富山市観光ホームページ、 これにも感謝!こういう情報満載でビジュアル的にも良いページを、市が運営しているなんて、さすが「日本一住みやすい都市」の誉れ高い富山。 さあおいでになって下さい!っていう雰囲気バッチリ。東京、神奈川にも頑張って欲しいです。わかりにくいよ、ホームページ。

◆高岡
◆雨晴海岸、氷見、白川郷
◆ホタルイカ漁船観光、富山市内(雑誌に載ってない場所がいっぱい!)

◆高岡

 富山に行くのに飛行機なんて豪華。でも電車よりずっと安いのはなぜだろうかと思いながら、富山空港を降りた。この二、三日は天気が悪いとかで、 けっこう雨がざあざあ。なんてことだ。
 空港そばでレンタカーをして、友人Kちゃん宅、M君宅に向かう。ナビって素晴らしい、生まれて初めての場所でも、どうにか目的地そばまで行けるんだから (でも結局はこのたびの旅行、殆どM君とKちゃんが運転してくれたので、あまりナビは使わなかったです。ここでも感謝)。
 旬の白エビやホタルイカが乗った回転寿司を満喫して、土砂降りの中、井波彫刻総合会館に行く。こんな天気のせいか 館内はがらんとしており、美しい木彫り作品の数々をゆったりと見ることが出来た。中でも素敵なのは欄間。よくまあこんなに細かく彫れることだ、と思うくらい 繊細な梅の花びら、枝。欲しいなあ、こんな欄間が似合う家だったらなあ、容れ物の方の都合、また、そもそも予算オーバーということで諦める。

 周りの大きなお寺さんを見ながら、高岡大仏に向かう。仏座下の回廊にたくさんの仏画がある。子どもの頃、田舎のお寺の図書コーナーで見たことがあるような絵。
 罪人が、金棒を持った鬼に追い回されて殴られたり、刺されたり、臼で撞かれたり……叫喚地獄
 罪人が食べようとすると食べ物が燃えてしまう、また、鬼に炎の方へと追い立てられる……焦熱地獄
 罪人の髪がみな一様に長く伸びている。これは、地獄の中でももっとも奥底にあるここにたどり着くまで、ひたすら真っさかさまに落ちてくるために髪が伸びてしまうそうだ……なに地獄か忘れた
 美しい十二単の女性の後ろに、十二単だけ着た骸骨が描いてある……“朝(あした)には紅顔有りて夕べには白骨となれる身なり”栄枯盛衰、その虚しさを描いたものか?
 いろいろ示唆に富んだ絵が飾ってある。こじんまりとしているのに、なかなか密度の濃い場所だった。

 夜は、富山駅前の居酒屋で、立山大吟醸と海の幸を堪能した。うう、日本酒はあまり飲んではいけないと医者に言われているのに……ま、少しならいいっか (ややオドオド)。


◆雨晴海岸、氷見、白川郷

 雨は降っていないが、ぴっかりと晴れてもいない朝。M君を家に迎えに行く前に、高岡のジャスコに寄った。旅行先のスーパー、市場に寄るのは楽しい。 地元ならではの美味しいものが売っているかも知れない。イキの良さそうな魚はあるが、買っても困る旅行の身、諦めて朝ご飯にとパン、メグミルクを買う (このメグミルクが、後でとんでもないことになるのはつゆ知らず)。
 M君のバスガイド並みに詳しいアナウンスを聞きながら、海沿いを走る。目指す雨晴海岸は、源義経が奥州へ向かう途中、雨宿りしたという伝説がある。 日本海越しに見渡せる立山連峰が見たい、楽しみ!
 残念ながら曇っているので立山連峰見えず。がーっくり。今回の富山旅行のハイライトその壱だったのに、お天道様には勝てないといったところだ。 透明度が高くて、臭いがしない、綺麗な海が見られたということで満足し、氷見へと向かう。
 氷見の魚市場は、最近よくある感じの観光用市場だった。高いわけではないが、激安でもない。 M君に勧められて氷見うどんとつゆを買った。後日自宅で“かまたま(釜揚げ卵うどん)”にして食べたところ、激美味しかった。 良かった〜つゆをたくさん買って置いて。しばらくは美味しい“かまたま”が楽しめる。

 氷見をあとにして一路白川郷に向かうのだが、ここでお腹が猛烈に痛くなる。東海北陸自動車道路は、まだ新しい感じの高速道路。雪深い奥地に向かうからか、 トンネルが多い。トンネルを抜けるたびに残雪の量が増え、普段だったら景色の美しさに感動していたことだと思う。だけど、「あとどのくらい掛かるんだろうな。 M君は元気そうだし、連れはずうずうしく後部座席でうとうとしてて変わったところは無いし、どうしてこんな私だけ。ううううぐるじいい、トイレなんて全然無いし、 どうしよう、ああああ。はやくはやくはやく」
   色気も何もないけど、白川郷に入ってすぐの道の駅に飛び込み、どうにか事なきを得た。ホーーーーーッ。幸せ♪と思ったのもつかの間、白川郷にいる間中、 お腹が痛い→トイレ→治る→お腹が痛い→トイレ……とループ。悲しい。原因を考えるに、朝のメグミルクくらいしか思い当たらない。 よくよく考えるとミルクコミュニティってあの雪印だし、やはり怪しい、かな?その後、特に報道される様子も無かったし、 結局なんだったのだろう……だけどもうメグミルクは飲まないぞ。ああ私の世界遺産が、次いつ来れるか分からない合掌造りが……(泣)。


◆ホタルイカ漁船観光、富山市内

 この旅のメインイベントーっ!思えば一ヶ月前、受付が始まってすぐに申込みの電話をしたけど、曰く「今、六十人待ちなんですよ」だって。 ガーン、絶対ムリじゃん。そこへ救いの神、友人Kちゃん登場。どんな方法で申込みをしたのか分からないけど、Kちゃん、私、連れの分と三人分を予約してくれました。 わーい、これでホタルイカ見れるー触れるー食べれるー♪
 朝二時半に港に集合ということで、真夜中にホテルを出て、滑川のホタルイカミュージアムまで車でレッツゴー。昼間でもそれほど混んでいない道が、 こんな時間では人っ子一人いない。すんなりと到着でき、さあいざ!と外に出ると。
 さぶっ。
 そうだここは北陸なんだ、四月とは言ってもまだ残雪があるんだ。Kちゃん持参のスキーウエアを借り、どうにか寒さが収まった。さすが地元の人、 気が利いているなー。見回せば周りの人もスキーウエアだったり厚手のコートだったり、防寒対策をしていた。  ホタルイカミュージアム一階が開いたので、案内があるまでここで暖まる。ホタルイカの沖漬け、釜ゆで、薫製、いろんなおみやげが並ぶ。 片っ端から味見をしていくと、どれも本当に美味しい。特に釜ゆでは、今まで食べたものとはまったく味が違う。ほっこりしてぷっくりして、 甘くてじわっと旨味が出てきて、漁から戻ってきたら絶対に買おう。
 船に五十人くらい乗り、漁船の灯りがちらちら見える沖へ。漁船には暖を取るためのたき火が見える。漁師さん達が仕掛けて置いた網を引き上げる。 じっと目を凝らしていると、なんとなく網のところどころに青白い光が光っているような気がする。その時すべての灯りが消えた。と、目の前に ぼうっと燐光のような涼しげな光が灯る。これがホタルイカなんだ、なんて幻想的な。確かにホタルのように儚い、頼りなげな淡い光。 漁師さんがスコップで大きな桶に入れる。桶が白く光る。拍手をしていると、彼が投げてくれたのか、小さな青白い光がこっちに飛んできた。 「腕に付いてるんじゃない?」見てみると、可愛い透明なイカが、私の腕にくっついている。魚屋で見るより一回り大きなイカ。 あまりにも可愛いので、そのまま海に戻した。写真を撮りまくったけど、案の定暗すぎて全然写ってなかった。
 後日横浜シャル地下の魚屋で、○月×日滑川産と書かれたホタルイカが売っていた。あの日見たイカかも知れない。結局おみやげは、 生ホタルイカ、たまり漬け、刺身風しゅうゆ漬け(少しユズの香り)、黒造り、釜茹で、白エビ刺身、 しばらく朝ご飯と肴には事欠かなかった。舌に絡んでくるような濃厚な旨味、あの小さくて儚げなイカがこんな味になるなんて。

 一旦ホテルに戻り、昼前まで睡眠を取ってから、Kちゃんに富山市内を案内して貰った。 まずは富山らしい、いかにも体に良さそうな 薬膳料理屋「池田屋安兵衛商店・健康膳 薬都」TEL076-425-1873 上品な盛りつけ、味付けにも拘わらず、ボリュームがあって満足!特に角煮が美味しかった〜。今度隣のビルと合わせて道の駅になるそうです。 富山は美味しい和菓子屋さんが多いらしい。もち菓子の美味しかった日の出餅店 富山市千石町 腰があって歯ごたえの良いもち菓子、もっとたくさん買うんだった、後悔。御利益があって美味しい湧き水、いたち川沿いの 石倉町延命地蔵尊。小さな湧き水に、ひっきりなしに人が集まっていた。他にも弁天様とか子安地蔵とか 湧き水ごとに御利益があるそう。美味しかったのでペットボトルに入れて持ち帰った。これももっと持って帰れば良かった。後悔。 最後に、明治天皇が休憩したという庭園を持つ、金岡邸売薬博物館 TEL076-433-1684 富山薬商の歴史や薬の原料(鹿の角とか高価そうなキノコとか)が見れる。格式の高い建築物の奥には、ほっと出来る無料の休憩所があって お茶がいただける。子連れで行ったせいか、紙風船をたくさん貰った。そう言えば富山の人は、子どもを大事にするような気がする。 どこに行っても誰かしら話しかけてきたり、お寺の鐘を撞かせてくれたり、ちょっとしたおもちゃをくれたり、いい感じ。 さすが共働き世帯率ナンバーワンのお土地柄。子育てするにはもってこいの都市かも知れない。
 お世話になったM君は、その後東京に転勤し、Kちゃんも近いうちに富山を離れると言う。 地元の人がいるとこんなに旅行が充実するんだということがよく分かったこの度の富山。 次は立山、黒部に行こう(連れて行って貰おう)と思っていたのに……グスッ。


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